忍者ブログ
[948] [947] [946] [945] [944] [943] [942] [941] [940] [939] [938]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。




■■■

 本日の戦利品~♪
 カエルグッズ買うけど、別にカエルが好きなわけじゃないですよ…と言い訳して(誰に)ふと思った。
 
 ああ…ノヴァってそんな気持ちでヒューと一緒にいるんだろうなあ、と。





■■■


 ブリーフィングルームのデスクの上に、無造作に飴が置いてあった。
『ご自由にお取りください』
 と言わんばかりだ。大量に買ったもののミッションに突っ込まれたソルジャーの、おそらく置き土産だろう。
「桃味ないか?」
「俺ブドウがいい」
「酒入りはないのかよ、酒入りは」
 どうにもザイオン、アルコールが切れるといささかガラが悪い。
 飴の山に群がり、自分好みの味を探すソルジャーの中でノヴァは黙々とコーラ味を探していた。
「ノヴァ、たくさんあったらたまにはくれよ」
「五個以上あったらな」
「ソーダ味はダメか?」
「コーラとソーダは違う。炭酸でひとくくりにするんじゃねえよ」
「あっ! イチゴ!」
 一緒に牛乳を飲んだらいちごミルクかなあ、と嘯きながらライが、
「なんでそんなにコーラが好きなんだ?」
 もっともな疑問を口にした(今更)。
 が。

「別に好きじゃない」

 その台詞に一同目を剥いた。
「はぁっ!?」
「いつもコーラしか舐めないじゃん!」
「じゃあ、このハッカ舐めろよ!」
 シィンが差し出す飴を、ノヴァは眉をひそめて机に戻した。
「コーラの味が俺の舌に合うんだよ」
「………」
 それを世間一般に好きと言うのでは。
 そこへ、
「あれ、この飴どうしたんだ?」
 ヒューがひょっこり顔を出した。その手には紙袋が下げられている。山の中からのサルベージは諦めたらしい、ノヴァはそれを取り上げいつもの飴を咥えた。
 心なしかホッとしてるようである。
「マンゴーと、パイナップルと…うわ、マグロ味なんてものもある」
 せっせと飴の探索を続けるヒューの肩をザイオンが叩いた。
「苦労するわ、お前」
「え?」
「好き嫌いも分からんのか、あいつは」
「電卓なのにな…」

 恋愛音痴以前の問題です。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
日記
カレンダー
02 2025/03 04
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
フリーエリア
最新コメント
[09/15 chien]
[09/15 a0]
[08/10 しあん]
[08/10 レイナ]
[07/25 しあん]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
しあん
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
最古記事
(03/23)
(03/25)
(03/26)
(03/27)
(03/30)
忍者ブログ [PR]