05.13 やまひ

　うちの家族ほぼそうなんですが、わたしはあまり病気しません。通うのは皮膚科歯医者耳鼻科のみ。

　そのわたしですが、先週の日曜。
　いつものごとく祐介氏の散歩をしていたら腹に激痛が走ったのです。
　とても痛い。
　息を飲むくらい痛い。
　ノロノロ歩きながら帰宅し、食べれば治ると思ってパンを食べる。――あまり良くならない。
　温めれば治るかも、と風呂に入り、それでも治らない。ご飯も食べられない。
　食事の時間、食卓に着き、
「お気になさらず」
　とぼんやりしているうちに復活。
　それからもそもそ食べたのですが、それ以降どうもお腹がすっきりしない。
　空腹のときに痛かったから十二指腸潰瘍かも。
　月曜日。下っ腹が痛い。盲腸かもしれない。
　火曜日。ひょっとしてこれが噂の生理痛？(生理痛すらない←しかも時期が違う）
　水曜日。仕事で健康診断の資料を作っていたら、癌の気がしてきた。
　木曜日。風邪………？（ようやく）　でも体温計もない我が家。そもそも自分の平熱知らないし！
　金曜日。足も痛い…リウマチかも（ただの筋肉痛）。←しかも腹痛忘れてる。

　家に『家庭の医学』とかおいてると、病気なる、と言った母の気持ちがよく分かる。その気になりやすいのだ、うちの一家は。
　親はあてにならないので、姉に掌で熱を計ってもらう。………姉の手のほうが熱かった。
　とりあえず、同僚には、
『盲腸で潰瘍かもしれないので、倒れたらあとはよろしく』
　と言っていたが、きっと本気にされてないだろうなあ。
　ちなみに生理痛もないので、『黙って血を流すのみさ』と豪語していたら友人に、

『生理すら漢らしいのか…』

　と言われたことを思い出す。