種ありオリーブを食べていて思いついた話。
↓ザックラです。
↓ザックラです。
「サクランボの茎を舌で結ぶことできるか?」
食後のデザートのサクランボを口に放り込みながらザックスが言った。
「…ザックスはできるのか?」
サクランボの種を吐きだして、クラウドが問う。
「いずれ習得してみせる」
口の中で茎と格闘しているのか、ザックスは首を傾げたり顔をしかめたりと忙しい。
「つまりはできないわけか」
「つまりはできないわけか」
「このテクでお前を悩殺してやるからな」
その前に100年の恋も冷めそうな面相である。
その前に100年の恋も冷めそうな面相である。
「………」
クラウドが無言のまま茎を口に入れた、その数分のち。
「ん」
行儀悪く差し出した舌の上に乗ってる茎は見事に結ばれていた。
それを見てザックスは。
「なんでそのテクを俺の時に使わない!?」
がりりとサクランボの種を噛み砕くのだった。
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