02.14 警告ランプ

　仕事終わってさて帰宅すんべ、と車を走らせていたら見慣れぬランプが！
『CHECK 』とあるのを『CHECK OK』と読むこの勝手目玉こそチェックが必要かもしれない。
　信号の合間に車の取説（…）を読むと、『エンジン系統に問題があり、直ちに走行をやめ、メーカーに持ち込め』とある。無理無理！　県道のど真ん中で直ちに走行停止だなんて無理！！
　アワアワしながらメーカーさんに駆け込み、見てもらう。
　まあ、センサーの異常だったので走行自体に問題はないそうです。んでも部品を代えなければならず、見積もりを出してもらったら3500円くらい。安くついた～と喜んでいたら、それ技術料。部品代は3万近い。ひぃっ！　ちなみにこの車、11年物で今年車検。次の車検からは課税されると言うアンティーク。
　替え時ですかね…。
　見積もり出してもらうだけならタダだわ！と今流行りのハイブリッドで出してもらおうとしたら、
『あなたあまり走らないからハイブリッド乗ってももと取れない』
　とダメだしされました。むう。

　以下麒麟（最近麒麟づいてるな）。

　白く細い指が窓の桟をなぞる。
「あら、ほこりが…」
「いやだわー、掃除の行き届いていない宮殿なんて他国に恥ずかしくてよ」
「宮殿は国の威信。強いては麒麟の威信。うちの麒麟に恥をかかせるおつもり？」
　女怪――別名小姑。
　八人の女怪に囲まれ、掃除の仕方から箸の上げ下ろしにまでケチをつけられるライであった。

　が。

「姉貴ー、宮殿が汚れてると恥ずかしいから掃除しとけってライが」
　掃除道具一式背負って現れた麒麟に女怪たちは慌てて群がる。
「いいのよ、シィンちゃんがそんなことしなくても！」
「わたしたちが掃除するからそこで休んでて！」
「お茶を淹れてあげるわ」

　馬鹿と挟みは使いようです。