いまさらですが『LOVE & LUST』の製作者ってこんな人。
ナイジェル・ウサミは変人だ。
「やっぱさー、進化の過程が間違ってるよね」
バクテリアから始まり魚類、両生類と来て、彼の進化論はそこで止まっている。完全な陸上生物の誕生など愚の骨頂。
「世のカップルなど皆別れてしまえ。そうしてこの世はカエル天国なればいい!」
アハハハーと高らかに笑う彼こそ悪名高き開発のトップ。
遠い東の古典を眺めては、
「もし、こんなものを見つけたらぜひ捕獲をお願いしたい」
ニンジャが乗ってるカエルを描いた巻物を広げてねだる。
「あれはフィクションだって誰か教えてやれよ」
囁くソルジャーの横では、ノヴァが巨大な蛇の抜け殻を開発に投げ込んだ。
「プログラムの片隅にカエルのゲノム入れるんじゃねえよ!」
解読するのに無駄な時間を費やした、と声を張り上げるが当の開発はそれどころではない。特殊ガスの入った蛇の皮は蛇踊りのようにうねってカエルがビビる。
「どこの田舎だ!」
カエルの合唱がやかましい、と副社長がマイクで怒鳴り、タークス主任が血相変えて開発に乗り込んだ。そうして状況を飲み込むと、携帯で部下に指示を飛ばす。
「ナメクジを連れて来い」
「三すくみにしてどうするよ!」
………どうしよう。
ますます神羅カンパニーが崩れていく………。
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