犬の散歩について来た姪が、
「怖い話をしてあげようか」
と言った。どんな怪談だろうか、と思ったらどうやら創作らしい。
「昔、お城にお姫様が住んでいました。お姫様のお母さんは病気で、お父さんが会社に行ってる間はお姫様は家来と一緒に留守番してました」
城持ちなのにお父さんサラリーマンかよ!!
「お姫様は夜の九時から読書を始めました。その本はトイレにお化けが出る話で、その本を読むと本当にお化けがやってくるのです。そのお化けは吸血鬼みたいなので、お姫様は血を吸われて骸骨になってしまいました。吸血鬼はその骸骨を包装紙でくるみ(何故)、『決して開けないでください』と書いて(律儀な吸血鬼だな)タンスにしまいました。
二時間後、家来がお姫様の部屋に夕飯を持ってきました」
ちょっと待て。
九時から読書してその二時間後って十一時だろう! そんな時間に飯を食うな!
「あ、デザートです」
すぐ訂正する姪(容赦のない叔母)。
結局病気のお母さんもお父さんも吸血鬼に血を吸われてしまうんですが、何故そうなったかと言うと。
「最初に『き』の名前の付く名前の人の骸骨を吸血鬼は集めているのです。お姫様の苗字は『キンタク』でした」
キンタクって何処の国の人なの!?
「吸血鬼はその骸骨を閻魔大王様に持っていって、骸骨フェスティバルを行うのです」
………もはや何処を突っ込んだものやら………。
当たり前だけどぜんぜん怖くなく、むしろ突っ込みどころ満載の姪の創作話でした。
ちなみにたくさん骸骨を持っていった吸血鬼は賞金五百万円もらえるそうです。
「怖い話をしてあげようか」
と言った。どんな怪談だろうか、と思ったらどうやら創作らしい。
「昔、お城にお姫様が住んでいました。お姫様のお母さんは病気で、お父さんが会社に行ってる間はお姫様は家来と一緒に留守番してました」
城持ちなのにお父さんサラリーマンかよ!!
「お姫様は夜の九時から読書を始めました。その本はトイレにお化けが出る話で、その本を読むと本当にお化けがやってくるのです。そのお化けは吸血鬼みたいなので、お姫様は血を吸われて骸骨になってしまいました。吸血鬼はその骸骨を包装紙でくるみ(何故)、『決して開けないでください』と書いて(律儀な吸血鬼だな)タンスにしまいました。
二時間後、家来がお姫様の部屋に夕飯を持ってきました」
ちょっと待て。
九時から読書してその二時間後って十一時だろう! そんな時間に飯を食うな!
「あ、デザートです」
すぐ訂正する姪(容赦のない叔母)。
結局病気のお母さんもお父さんも吸血鬼に血を吸われてしまうんですが、何故そうなったかと言うと。
「最初に『き』の名前の付く名前の人の骸骨を吸血鬼は集めているのです。お姫様の苗字は『キンタク』でした」
キンタクって何処の国の人なの!?
「吸血鬼はその骸骨を閻魔大王様に持っていって、骸骨フェスティバルを行うのです」
………もはや何処を突っ込んだものやら………。
当たり前だけどぜんぜん怖くなく、むしろ突っ込みどころ満載の姪の創作話でした。
ちなみにたくさん骸骨を持っていった吸血鬼は賞金五百万円もらえるそうです。
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