10.12 『原 罪』

　思いもかけず長くなり、前後編と分ける次第となりました。
　ネタ的にはかなり前からあった話です。
　これで、『HOME』をご存じない方でも、ノヴァが生きている理由がなんとなくお分かりになるのではないでしょうか。

　話的には『HOMEⅢ』と銘打ってもいいかもしれない。ただ、彼に帰る家はないけれど。
　彼については『HOME』でもさらっと書いただけだったので、ベビソルでアルを通して昇華してあげたいなあ、と思っていたのですが、ヒューの親バカが暴走してそれどころじゃないと言う…（苦笑）。本来、アルとシャインはソルジャー村に束の間現れた天使だったのに（どの面下げてそれを言うか）、がっつり居座ってるあたり肝の太さを感じます。
　今回、ガーハムファミリーに未消化ネタを押し付け…いえ、拾っていただいて、何とか形になりました。それでもレヴィのクローンになったのは、やはりヒューに遠慮をしたのかもしれません…（作者なのに）。
　しけた話ですが、ずっと書きたかった話です。今回思いもかけずいい形となりました。

『原/罪』と言うタイトルは、昔からクローンネタを扱うときに使うタイトルでもあります。聖/書に出てくる言葉ではありますが、何となくオリジナルであるレヴィの業を彼は引き継いだ、みたいな意味にとってしまうのですね。わたし的に。
　基本、自分の作品を語るのは苦手なのに今回つらつらと語ってしまいました。あしからず。
　次はどうでもいい裏ネタを暴露したいと思っております。