しつこく戦国です。
長宗我部使いやすいなあ。宝箱もひと蹴りだし。キャラ自体は独眼竜とかぶってるけどね。
そしてお館様強すぎ(笑)。ありゃねえわ。
以下SS。
長宗我部使いやすいなあ。宝箱もひと蹴りだし。キャラ自体は独眼竜とかぶってるけどね。
そしてお館様強すぎ(笑)。ありゃねえわ。
以下SS。
「お館様! 折角お館様がそれがしにお任せくださった奇襲作戦、敵に悟られましてございます!」
「嘆くな幸村! 次の戦に備えるのじゃ!」
「おのれ…! 折角のお館様の策が何故ばれた! 佐助! わが陣営に間者が紛れ込んでるやも知れぬ!」
顔まで赤く染めて声を荒げる虎の子どもに佐助は。
「あのね、旦那。旦那もだけどお館様も声がでかいの。二人して興奮して作戦練れば、山向こうまで響くよ?」
忍びじゃなくても聞こえます、と言われて主従は黙り込む。
「………」
「………」
「今度から筆談にしなさいね」
そして武田家の虎の師弟の間では、交換日記が始まったと言う。
武田家は、今日も頭が百花繚乱です。
今日の作戦は幸村が別動隊を率いて敵の背後を突くというもの。
折角の抜擢なれど、大好きなお館様のそばで戦いたい若虎は未練たっぷりで、しょぼしょぼと本陣を離れていく様を見るにつけ、佐助はうっとおしさを感じずにいられない。
「敵には見せられない姿だねえ…。そう言えばお館様は良く真田の旦那に別行動をとらせるけど何、うざい?」
「………」
信玄は軍配をクルクルもてあそびながら空を見上げた。
「あやつ………もう七日も交換日記を止めておる…!」
「………」
なんとフォローをしたものか。
百戦錬磨のツワモノも言葉が出ない佐助だった。
そして幸村が頬を高潮させて帰還した。
「お館様! それがしやりましたぞ! お館様のために最高の軍馬を用意いたしました!」
伊達家の秘技、『盗んだ軍馬で走り出す』を地でやれ、と。
「お館様は鈍足でいらっしゃるから!」
悪気がないのが怖い。
慌てて佐助が割って入る。
「旦那! もう少し言葉を選ぼうよ! ちょっとおみ足が遅いとか、太い分短いとか!」
あたりの気温が高くなったのは気のせいか。
「なんと! お館様、鈍足なのを気にしておられるのか! ご安心を! 秀吉も負けずに鈍足でございますぞ!」
真田幸村、信玄公と秀吉、二人の豪傑を敵に回した瞬間。
武田家は、今日も頭が百花繚乱です。
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