忍者ブログ
[249] [250] [251] [252] [253] [254] [255] [256] [257] [258] [259]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 一個引越し。

 ぽむさんに、
「表に出してもいいんじゃない?」
 と言われたシロモノです<記憶
PR
「文字を知らないって…」

 教育を頼む、とノヴァから預かったのはやたら小柄なソルジャーだった。名をライと言う。しかし文盲と聞いてザイオンは顔色を変えた。
「どこの田舎にいれば,いまどき字が読めない馬鹿になるんだ!」
「読めねえんじゃなくて、もともとないんだよ、文字が」
「………どうしてソルジャーになれたんだ…」
 肩を落とすザイオンに、ノヴァが更に説明する。
「臓器にマテリアを移植されてる。体を流れる血そのものがマテリアだ」
「…それって…」
 そんなソルジャーは初めて知った。思わずザイオンはライを見遣ると、窓辺に立ってじっと空を見上げている。その目は空よりずっと鮮やかに蒼い。
「シィンのマテリアにちょうどいいだろ。小さいし」
 だからと言ってポケットに入れて持ち歩けるサイズではないが。
「魔法を教えるにしても、字が読めないんだろ? 魔法式をどうやって覚えるんだ?」
 ザイオンの苦悩は尽きない。
「音で覚えさせろ」
 ライが育った土地ではすべてが口伝だった。
「すごいぞ、言ったことを一言一句言えるからな」
「…小さいのにな…。ところで幾つなんだ」
「………」
 たっぷり沈黙した後、ノアルヴァイスはぼそりと呟いた。
「…文字がねえのにカレンダーなんてあるわけないだろう」
「あんた…」
 何にも知らないで科研から引き取ってきたのか。
 相変わらずの杜撰さにザイオンは呆れるばかりだ。
 が。
「俺が生まれたときの星の位置なら知ってるよ。祭司長に教えてもらったんだ」
 空を見上げたままライが呟いた。
 ミッドガルの空は汚い。それでもソルジャーの目は星を捉えた。
 ライの言う星の名前が知ってるものと違う。それでもザイオンは四苦八苦して、星の位置からライが生まれた日を計算した。
 そして知った驚愕の事実。
「シィンとタメ…?」
 あの身長差で?
 ほんっとーに間違ってないのか、と後に電卓をも巻き込んで調べたものの間違いない。思ったより育ってた小動物だった。


 彼らクランは文字を持たない。
 大事なことは心の中で覚えておけばいい。祭司は生きた記録だった。
 だからライは忘れない。
 死んでしまった人のことも、彼らが生きていた証も胸に刻んで一人生きる。
『お前はいつか還ってくるよ』
 祭司長の言葉の意味は未だ分からないけれど。
 絶対に忘れない、と思った。

 そうであったからライは。
 
 つらいことを忘れて生きるシィンをずるいと思った――。
 拍手更新しました。ザックラです。

 どうも14万hitと新サイトオープンが前後する模様。
 しあん房も引越しです。
 現在0時7分。
 そしておやすみなさい~。

 何かSSでも上げよう、と思っていたのだけれど床がわたしを手招きする~ぅ。こちらも夜は若干寒いです。何より床は固い。でも寝る。
 もうすぐ14万hitです。負けませんよ!と意気込んでいると、
『リク受けたくないの?』
 と聞かれますが、ただの負けず嫌いとキリ番フェチなだけです。リクは…まあ、うちのサイト傾向に沿ったものであれば(リバはお断りだ)。

 昨日はSNSに書きなぐった後、床で寝てました…。
日記
カレンダー
12 2026/01 02
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
フリーエリア
最新コメント
[09/15 chien]
[09/15 a0]
[08/10 しあん]
[08/10 レイナ]
[07/25 しあん]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
しあん
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
最古記事
(03/23)
(03/25)
(03/26)
(03/27)
(03/30)
忍者ブログ [PR]