いつもは時間ギリギリか、わずかに遅れる待ち合わせに随分早く着いてしまった。
どこかで暇をつぶすか、と見回す先で目に付いたのはとあるグリーンショップ。興味はないがほかに当てもない。シィンはふらふらと店に入り込んだ。
「………誰もいないのか」
店内は薄暗い。
開店休業だろうか、と思った矢先に。
「ライ!」
不意に聞こえた声と、腰の辺りに来た衝撃にシィンはよろけた。
「な――っ!」
「お客様でしたか。これは失礼いたしました」
奥から出てきたのは店主と思しき若い男だ。そしてシィンの腰にしがみついているのは、まだ子供と言ってもいい年頃の少年。
「すみません、うちの商品が…」
「商品!? これが!?」
やべえ、ここ人身販売の巣窟?
警戒の色を強めるシィンに、店主は慌てて説明する。
「いえいえ。それは精密に出来ておりますが、プランツなのですよ。植物です」
「植物!?」
だって根っこも葉っぱも花もないけれども。
「うちは一級の職人から作られた商品しか扱っておりませんからね、誤解されるのも無理はないです」
…そういう問題か。
「特にこの商品は今届いたばかりでして、ちょっと変わっているのですよ。南の珍しい植物らしくて、少し元気が良すぎるのが玉に瑕なのです。…ほら、ライ。戻りなさい」
しかしライ、と呼ばれた少年はシィンの腰にしがみついたまま首を振るばかり。
ようやく店主も気が付いた。
「お前…こちらの方のところに行きたいのか?」
聞けば、こっくりと大きく頷く。
店主はシィンをたっぷり見つめ、
「とてもプランツを育てられるとは思えないんだけど…」
とぼやきつつも、しかたがない、と覚悟を決めた。
「お客様。駄目ならこちらでまた調整いたしますが、このプランツ、引き取っていただけないでしょうか。もちろん格安でお譲りします」
「はあ!? 何で俺が!?」
しかも今からデートなんですけど。
今日の相手はモデルさんだ。
ライはそんなシィンをじっと見上げ、ぱかりと口を開けた。
そして。
「いでーーーーーーっ!」
がぶりと腰に噛み付いたのだ。見事なマーキング。
「…おかしいな。食虫花だったっけ?」
慌てて品種を調べるザイオンだった。
どこかで暇をつぶすか、と見回す先で目に付いたのはとあるグリーンショップ。興味はないがほかに当てもない。シィンはふらふらと店に入り込んだ。
「………誰もいないのか」
店内は薄暗い。
開店休業だろうか、と思った矢先に。
「ライ!」
不意に聞こえた声と、腰の辺りに来た衝撃にシィンはよろけた。
「な――っ!」
「お客様でしたか。これは失礼いたしました」
奥から出てきたのは店主と思しき若い男だ。そしてシィンの腰にしがみついているのは、まだ子供と言ってもいい年頃の少年。
「すみません、うちの商品が…」
「商品!? これが!?」
やべえ、ここ人身販売の巣窟?
警戒の色を強めるシィンに、店主は慌てて説明する。
「いえいえ。それは精密に出来ておりますが、プランツなのですよ。植物です」
「植物!?」
だって根っこも葉っぱも花もないけれども。
「うちは一級の職人から作られた商品しか扱っておりませんからね、誤解されるのも無理はないです」
…そういう問題か。
「特にこの商品は今届いたばかりでして、ちょっと変わっているのですよ。南の珍しい植物らしくて、少し元気が良すぎるのが玉に瑕なのです。…ほら、ライ。戻りなさい」
しかしライ、と呼ばれた少年はシィンの腰にしがみついたまま首を振るばかり。
ようやく店主も気が付いた。
「お前…こちらの方のところに行きたいのか?」
聞けば、こっくりと大きく頷く。
店主はシィンをたっぷり見つめ、
「とてもプランツを育てられるとは思えないんだけど…」
とぼやきつつも、しかたがない、と覚悟を決めた。
「お客様。駄目ならこちらでまた調整いたしますが、このプランツ、引き取っていただけないでしょうか。もちろん格安でお譲りします」
「はあ!? 何で俺が!?」
しかも今からデートなんですけど。
今日の相手はモデルさんだ。
ライはそんなシィンをじっと見上げ、ぱかりと口を開けた。
そして。
「いでーーーーーーっ!」
がぶりと腰に噛み付いたのだ。見事なマーキング。
「…おかしいな。食虫花だったっけ?」
慌てて品種を調べるザイオンだった。
雨の降る中、業務で銀行めぐりをしておりました。
とある銀行での駐車場。わたしはスカスカに空いているところよりも、両脇に車が停まってる狭いところに入れたがると言う貧乏性なところがある(距離感が掴みやすいので)。
本日の右隣様はジャガー様だった。しかも黒。ボンネットには躍動感あふれる猫…否、ジャガー様が今にも獲物に襲い掛からんと跳ねていらっしゃる。
ドアでもぶつけようものなら、わたしの給料丸々渡しても足りないだろう。
どうせぶつけるなら隣の軽トラがいいわ!と助手席から出ました(ぶつけませんでしたよ←当たり前だ)。水浸しの駐車場を歩くと件のジャガー様。誰も乗ってないのにエンジンかけっぱなし。さすが天下のジャガー様は環境にも懐にも厳しいぜ。
記帳をして、また助手席から乗って会社に帰って気が付いた。
………傘が違う。
会社の人にも、
「何で敢えてぼろい傘を握ってくるんですか」
と言われ、そういう問題ではないような気もするが、小学生が持ちそうな黄色い傘を持っていって、透明ビニール傘を握って帰ってきたのだから返す言葉もない。おまけに錆び付いてるし。
こっそり返しに行きましたが、まだジャガー様がいらした。………まさかジャガー様の傘だろうか…?
とある銀行での駐車場。わたしはスカスカに空いているところよりも、両脇に車が停まってる狭いところに入れたがると言う貧乏性なところがある(距離感が掴みやすいので)。
本日の右隣様はジャガー様だった。しかも黒。ボンネットには躍動感あふれる猫…否、ジャガー様が今にも獲物に襲い掛からんと跳ねていらっしゃる。
ドアでもぶつけようものなら、わたしの給料丸々渡しても足りないだろう。
どうせぶつけるなら隣の軽トラがいいわ!と助手席から出ました(ぶつけませんでしたよ←当たり前だ)。水浸しの駐車場を歩くと件のジャガー様。誰も乗ってないのにエンジンかけっぱなし。さすが天下のジャガー様は環境にも懐にも厳しいぜ。
記帳をして、また助手席から乗って会社に帰って気が付いた。
………傘が違う。
会社の人にも、
「何で敢えてぼろい傘を握ってくるんですか」
と言われ、そういう問題ではないような気もするが、小学生が持ちそうな黄色い傘を持っていって、透明ビニール傘を握って帰ってきたのだから返す言葉もない。おまけに錆び付いてるし。
こっそり返しに行きましたが、まだジャガー様がいらした。………まさかジャガー様の傘だろうか…?
月缶、お気に召したいただいたのでしたら、お気に入りからでも履歴からでも(オンラインブクマは駄目です)、遊びに行ってやってくださいまし。
ただ、Precious Honeyの延長じゃないんだぜ、オリジナルで勝負するんだぜ、と言うわたしの我侭であります。あれじゃあ裏ページと一緒じゃん、と思ったの…orz
オリジナルサーチにも登録しますしね(ひとつは申請済みw)。
プラソル、一部で食いつきがいいですね…(笑)。
ただ、Precious Honeyの延長じゃないんだぜ、オリジナルで勝負するんだぜ、と言うわたしの我侭であります。あれじゃあ裏ページと一緒じゃん、と思ったの…orz
オリジナルサーチにも登録しますしね(ひとつは申請済みw)。
プラソル、一部で食いつきがいいですね…(笑)。