と言うより、母の日みたいな拍手文でしたね…。
撤去し、新しい拍手文が更新されてます。先日のSSは、迷走中…。何故か(?)下ネタになってる…。
なんだろう、せめて公式くらいはかっこいいキャラのままでいてほしいのに、何故ああなった。
………けど、これはいったいどのカップルの話…。
ある日、ザックスがクラウドに質問した。
「なあ、何がきっかけで俺のこと好きになった?」
特別なことを期待していたわけではない。ただ、なんとなく出た言葉だった。
『理由はない』と言われても構わなかったのだ。
だのにクラウドと来たら…!
「………」
しばらく考え込んだ後、
「ソルジャーだったからかな…」
と抜かした。
「それってさー、ただの職業だよね? 肉好きが肉屋が好きってのと変わらないよね?」
バーのカウンタでグラスを傾けながら、ヒューはすごく嬉しそうだった。相も変わらず(自分以外の)不憫な話が大好きという歪んだ男である。
おそらく自分以上の不幸な男を見つけてホッとしているのだろう。それが分かっているだけに、ザックスもツッコみたくない。おまけに、何より今はクラウドの気持ちである。
「仮にもオツキアイをしているのだから、他にもっと言いようがあるだろ? カッコイイところが好きだとか、逞しいところが好きだとか!」
「それより増して、ソルジャーの地位が魅力的ってことだろ?」
「うるせえよ! テメェ、電卓がいねえからってタガ外してんじゃねえぞ」
「………」
無言のまま、ヒューはへの字に口を引き結んだ。
ザックスの愚痴は続く。
「年寄りに席を譲る優しいところが好きだとか、雨の日に濡れた子犬を拾ってるところを見たとかさあ!」
「そもそも俺たち公共交通機関乗らないし、子犬ってお前が子犬じゃんよ」
口を開いたのは、同じくザックスの愚痴聞き係のライである。あそこのサイズも子犬だったりして、と声を上げて笑うあたり、相当酔ってるかもしれない。