「………」
ボードを眺めていたヒューは大きくため息をつくと、得物を握った。
(結局自分の手でやらなきゃいけないのか…)
「ノアー、ちょっと出てくるねー! 晩御飯には帰るから!!」
今夜のおかずはナスの味噌煮。
お邪魔虫の英雄退治に出かけるヒューの背中を見、ソルジャーたちが囁きあう。
「ストライフよりヒューぶつけたほうが早かったんじゃね?」
「いや、あいつはいざとなったらノヴァ連れて星を見捨てるからダメだ!」
ボードを眺めていたヒューは大きくため息をつくと、得物を握った。
(結局自分の手でやらなきゃいけないのか…)
「ノアー、ちょっと出てくるねー! 晩御飯には帰るから!!」
今夜のおかずはナスの味噌煮。
お邪魔虫の英雄退治に出かけるヒューの背中を見、ソルジャーたちが囁きあう。
「ストライフよりヒューぶつけたほうが早かったんじゃね?」
「いや、あいつはいざとなったらノヴァ連れて星を見捨てるからダメだ!」
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「………」
ボードを見、ヒュー・オブライエンは表情を険しくした。
一位のノアルヴァイスと四位の彼との間には邪魔なのが二人いる。
彼はおもむろに携帯を取り出すと、英雄を呼び出した。
「セフィロス、知ってる? 極東には青い猫がいて、その腹には何でも入るポケットがついてるんだって。…取説、全部入るんじゃない?」
飛空挺で飛び出す英雄を見、『よし』とヒューは拳を握る。
「ライはストーカー君に情報流そうかな。あ、でも手っ取り早い方法があるか。――ドレイク。きれいなおねーちゃんのいる店にシィン同伴しなよ」
行け、と顎をしゃくる彼にドレイクは。
「お前…自分の手も汚さないよな…」
できることなら彼の腹の中こそ漂白したい、とドレイクはキッ○ンハイターを握るのだった…。
ボードを見、ヒュー・オブライエンは表情を険しくした。
一位のノアルヴァイスと四位の彼との間には邪魔なのが二人いる。
彼はおもむろに携帯を取り出すと、英雄を呼び出した。
「セフィロス、知ってる? 極東には青い猫がいて、その腹には何でも入るポケットがついてるんだって。…取説、全部入るんじゃない?」
飛空挺で飛び出す英雄を見、『よし』とヒューは拳を握る。
「ライはストーカー君に情報流そうかな。あ、でも手っ取り早い方法があるか。――ドレイク。きれいなおねーちゃんのいる店にシィン同伴しなよ」
行け、と顎をしゃくる彼にドレイクは。
「お前…自分の手も汚さないよな…」
できることなら彼の腹の中こそ漂白したい、とドレイクはキッ○ンハイターを握るのだった…。
ヴァーチャルエネミーシュミレーション。
つまりはこんな敵が現れたらどうするか、と言うテストだ。咄嗟の判断力とソルジャーとしての適性が問われるその試験で、敵が想定された瞬間ソルジャーたちは硬直した。
悲鳴を飲み込む者、勘弁してくださいと土下座する者、脱兎のごとく逃げ出す者もいた。
「無理! 絶対無理!」
「アレと戦うくらいならタッチミーと腕相撲したほうがマシだ!」
敵は――
バグったノアルヴァイス。
つまりはこんな敵が現れたらどうするか、と言うテストだ。咄嗟の判断力とソルジャーとしての適性が問われるその試験で、敵が想定された瞬間ソルジャーたちは硬直した。
悲鳴を飲み込む者、勘弁してくださいと土下座する者、脱兎のごとく逃げ出す者もいた。
「無理! 絶対無理!」
「アレと戦うくらいならタッチミーと腕相撲したほうがマシだ!」
敵は――
バグったノアルヴァイス。
エントリーナンバー4。
ザックス・フェア。
『オレの立場は!?』
てか、現在ノーカウントだし(笑)。
エントリー・ナンバー5、クラウド・ストライフ。
『そもそも張り合うのが間違ってる。――え…自称も?』
ザックス・フェア。
『オレの立場は!?』
てか、現在ノーカウントだし(笑)。
エントリー・ナンバー5、クラウド・ストライフ。
『そもそも張り合うのが間違ってる。――え…自称も?』
第一エントリーは英雄様です。
何故だかうちのちょっと足りない英雄様は人気がある(不憫なのに)。
ので第二エントリー、シィン・ゲイル。
『誰が最強かって? そりゃ、セフィロス除いたらオレだろオレ。コピーナンバー3だぜ? あいつの戦闘データも引き継いでるし、ファイアだけなら互角だし、魔力も…』
『あっ! アソコがカズノコの女がいる!』
『どこだ、オレのカズノコ天井!』
ライの声に、目の色変えて探し回るシィンにピコピコハンマーが飛ぶ。けろ、と鳴く声が物寂しい。
『どこの世界にアソコが見える女がいるか!』
第三エントリー、ライ・ラウル・ヴェイ・ヴィンディ。
『そもそもシィンの魔法が安定してるのはオレのおかげだろ! オレのMPなめんな!』
『でも最後の一滴は残しておかないと』
割って入ったのはザイオンだ。
『全部使うと増殖できないんだぞ、お前のMP』
『オレのMPはアメーバかよ…』
何故だかうちのちょっと足りない英雄様は人気がある(不憫なのに)。
ので第二エントリー、シィン・ゲイル。
『誰が最強かって? そりゃ、セフィロス除いたらオレだろオレ。コピーナンバー3だぜ? あいつの戦闘データも引き継いでるし、ファイアだけなら互角だし、魔力も…』
『あっ! アソコがカズノコの女がいる!』
『どこだ、オレのカズノコ天井!』
ライの声に、目の色変えて探し回るシィンにピコピコハンマーが飛ぶ。けろ、と鳴く声が物寂しい。
『どこの世界にアソコが見える女がいるか!』
第三エントリー、ライ・ラウル・ヴェイ・ヴィンディ。
『そもそもシィンの魔法が安定してるのはオレのおかげだろ! オレのMPなめんな!』
『でも最後の一滴は残しておかないと』
割って入ったのはザイオンだ。
『全部使うと増殖できないんだぞ、お前のMP』
『オレのMPはアメーバかよ…』